Black World
自分自身が、とても怖く思える。


そして、孤独だ。と心が叫んでいる。


いつも、傍には誰かが居た。


その時間が長かったせいか、1人はとても心細い。


不安や恐怖に襲われ、その闇に飲み込まれそうになる。


「助けて」


心はいつも、叫んでいる。


だけどそう言える人が、今の私にはいない。


蓄積した、この気持ちは今にも溢れ出しそうだ。


「、、、瀬」


え?


「行くぞ、絢瀬」


そう言い、成瀬は私の腕を掴むと、歩き出した。


話は、終わったのだろうか?


自分の世界に入っていた私には、その後どんな話になっていたか、全くわからなかった。

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