絶対に逃げられない部屋




「あのね、TVなんか些細なことなの。あらゆる生活必需品が手に入らないの。水もなければ食料もない。もしかしたら酸素だっていずれ・・・」



綾乃の言うとおりだ。赤い部屋も今いる青い部屋には窓はおろか、通気口すらない。



空気すらなくなるかもしれない、非常にやばい状況なのだ。




けれど呑気な良太のおかげで、僕らは思いつめることなく比較的冷静でいられた。





僕らは生き残るために。今出来ることを話し合った。



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