最低王子と恋の渦
…あれ?
ってことは、三鷹くんはなんで送ってくれたりお見舞いに来てくれたり…、
「余計なこと考えなくていいよ。頭痛いんでしょ」
そう言うと、三鷹くんは大きく溜息をついた。
…それもそうだね。
私のことだからまた勘違いしちゃうかもしれないし。
あまり深く考えないでおこう。
頭も痛いし。
そして眠い。
「……」
夜の住宅街は本当に静かで。
暗くて。
寒くて。
でも三鷹くんの広い背中はとても暖かくて。
私は遂に三鷹くんにおんぶされたまま眠ってしまった。