浮気彼氏から奪うオトコ。
「蒼斗、大丈夫だよ。私はいなくならないんだから」
―そうだよな。
俺もそう信じてる…。
「それに私がいなくちゃ、蒼斗寂しいでしょ?」
―当たり前じゃん。
訴えるような瞳で見つめると、かのんは頬を赤くしていた。
「今更だけど私ってば、大胆…。傍にいるとか」
純粋な彼女に一瞬で、ドキってする。
これが恋―ってヤツなんだ…。
「よーしっ!勉強を頑張ったら、蒼斗の願い事1つ叶えるよ!」
俺はすぐに願い事が浮かんだ。
「分かった」
「え?何々?」
「内緒」
「えぇー?!」
―願い事は君と付き合いたい…、それだけだった。