龍乃一味のカオスな学園生活

「お前…なかなかに器量よしだな。血筋もいい。龍と鴉天狗ならば、優秀な子を成す事が出来るぞ」

「子っ？」

臥龍の言葉に、亜鳥は赤面する。

「そうだ。丹下 龍之介（たんげ りゅうのすけ、現・夕城 龍之介）のような分裂体とも違う、真の我との子だ。鴉天狗の一族も、より繁栄するだろう」

「ば、馬鹿言ってんじゃないわよっ！誰がアンタみたいな横柄な蛇野郎の子供なんてっ！」

強気に噛みつく亜鳥の言葉に、臥龍は笑う。

「我を蛇と呼んだのは、翡翠の奴以来だ。気に入った。跳ねっ返りは嫌いではない」

顎を摑んだまま、亜鳥の唇を強引に奪う臥龍。

「～～～～っっっっ！」

その強い力に抵抗できぬまま、亜鳥はくぐもった声を上げる。