龍乃一味のカオスな学園生活
突然のノエルと亜鳥の決闘開始か。

校庭で部活に勤しんでいた陸上部の部員達がどよめく。

「…来なさい」

薄く笑う亜鳥。

「先にやらせてあげるわ。得意なの、何でもいいから打って来てみなさいよ」

「っ…」

拳を握り締めるノエル。

空気が、緊迫の度合いを増していく。

しかし、その空気を一気に弛緩させるように。

「ちょいと邪魔するよっ!」

よくこの空間に割って入ってきたなってくらい空気を読まずに。

トットットッと軽い足取りで、龍乃が乱入してきた。

「な、何よあんた…」

突然の邪魔者に、露骨に気分を害された顔をする亜鳥。

「き、君は新生徒会長の…」

ノエルが目を丸くする中。

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