龍乃一味のカオスな学園生活
本格中華・甘味処・龍虎軒
その日は生徒会、珍しく全員揃っての下校となった。

龍乃とノエルの仕事も亜鳥が手伝ったお陰で手際よく終わり、保健委員のセレナ、放送委員の花、風紀委員の刹那の仕事もほぼ同時に終了。

そこへ琥珀、さくら、武ら夕城道場の稽古帰りが重なり、全員揃う事になったのだ。

「貴様と下校が重なるとはな。仲がいいと思われる…不愉快だ」

「それは奇遇だな、俺も虫唾が走ると思っていた所だ」

そんなに仲悪いなら、何で並んで歩くの、刹那と武。

「放っとけばいいんじゃないですかねぇ、軟弱とちんちくりん、お似合いだとさくらは思うのです」

言うのは琥珀と腕を組んで歩くさくら。

眉尻をピクピクさせる琥珀の心中や如何に。

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