龍乃一味のカオスな学園生活
「何かお腹空いたねぇっ、どっかで何か食べてこうよっ」

ノエル、亜鳥と並んで歩いていた龍乃が言う。

「阿呆め、お前は生徒会長だろう。下校時の買い食いは校則に抵触する」

そんな事も分からないのかと刹那が言うが。

「でも私はセレナちゃんと時々寄り道してるよ…?」

綾小路に顔を隠しつつ、花が恐る恐る言う。

「だ、駄目だったですか?お叱りを受けるのでしたら次からはやめますけど…」

セレナも何だかションボリ顔。

女子生徒二人にそんな顔をされると、流石の刹那も心苦しい。

「刹那っちが叱らないって事は、OKって事だねっ、よっし皆で行こう行こう!」

龍乃の強引さに引き摺られ、なし崩しに引き連れられる生徒会の面々。

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