龍乃一味のカオスな学園生活
「よーし、まずは二人確保っと…」

メモ帳を見ながら廊下を歩く龍乃。

既にノエルと亜鳥は、生徒会入りしたという計算らしい。

「あと何人くらいいるのかなぁ、会計とぉ、風紀委員とぉ、保健委員とぉ、行事実行委員とぉ、放送委員かなぁ」

指折りながら言う龍乃だが、各役職は全て適当。

実際にどんな役職が必要なのかは、龍乃自身も知らない。

そんなんでよく生徒会長に立候補したものだ。

スタスタと体育館の近くを歩いていると。

「ん?」

やたら威勢のいい掛け声が聞こえる板張りの道場。

「元気のいい奴がいっぱいいるなぁ。よし、ここで勧誘するかっ」

龍乃はズカズカと道場の中に入っていき。

「うわあっ?」

いともあっさり鬼龍教諭にほっぽり投げられた。

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