龍乃一味のカオスな学園生活
抜刀術とはいえ、相手はド素人の小者。

斬撃が命中する寸前で、刃を返して峰打ちにしておいた。

患部を押さえて逃げていく不良達は、打撲程度で済んでいるだろう。

静かに月蝕を鞘に納める刹那。

その姿を見ながら。

「風紀委員、見ぃーっけ!」

龍乃は、にゃははっ、と笑った。















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