龍乃一味のカオスな学園生活
龍乃一味スチャラカ始動
天神学園、秋の麗らかな昼休み。

『ピンポンパンポーン♪』

校内に放送が流れる。

『高等部2年の橘 ノエル、鴉丸 亜鳥、夕城 武、中等部2年の琴月 琥珀、高等部1年の橘 セレナ、中等部3年の音無 刹那、中等部1年の夕城 花、大至急生徒会室に出頭しろゴルァ~♪』

能天気な声と共に、放送はブツッと途切れる。

龍乃の声だ、絶対そうだ。

てか奴め、昨日まで知らなかった面子の名前を、どうやって調べたのだろう?

放送を聞きながら。

「龍乃ったらまたもう…」

職員室で龍乃の母、初等部教師の丹下 小夜が眉間を押さえた。

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