龍乃一味のカオスな学園生活
「さっきも言いましたが」

ノエルが言う。

「廊下で走るのは、ぶつかったり転倒したりして、怪我の元になります。目撃証言によると、魔法を行使したりもしているみたいだし」

「初等部にして魔法ですか~、なかなか優秀な子達ですねぇ」

さくらが感心したように頷いた。

「はい、シオン君と花龍ちゃんは、勇者の血筋ですから。加えて花龍ちゃんは、『番のエージェント』と呼ばれる早川 霸龍闘さんの娘でもありますから」

ちょっと鼻高々に言うセレナ。

「勇者!やっぱ魔王やっつけたり馬車引いて冒険の旅したりしたのかな?アタイも仲間になりたそうな顔して見てたら、馬車に乗っけてくれるかなっ?」

目をキラキラさせる龍乃。

ド○クエⅤですね、わかります。

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