龍乃一味のカオスな学園生活
ノックされ、ドアを開ける刹那。

「ごめんね、勉強中だった?」

「いえ…」

申し訳なさそうに言う琥珀に、刹那は答える。

「……」

本日は大きめの白いYシャツ一枚ですか。

琴月別邸は暖房もしっかり効いていて快適とはいえ、12月ですよ?

何でいつもいつもそんな薄着なんですか貴女。

貴女がそんな格好してウロウロしてるもんだから、俺は学園で変態扱いですよ。

言葉にこそ出さないものの、そんな事を考えては小さく溜息をつく刹那。

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