龍乃一味のカオスな学園生活
天神学園校舎内の廊下。

「「!」」

琥珀と歩いていた刹那は、花と歩いていた武とばったり遭遇する。

「あ、琥珀先輩おはようございます」

「おはよう花ちゃん、今日もいい天気ね、秋晴れで」

にこやかに話す女子二人を他所に、睨み合う夕城と琴月の次期指南役。

昨日の小競り合いが、まだ尾を引いているようだ。

「お兄様」

花が武の横顔を見る。

「あの龍乃って人、お兄様の剣を止めてたね」

「「っ」」

その言葉にハッとする武と刹那。

剣を止められたのは、刹那も一緒だ。

やがて両家の世継ぎ達を宗主へと鍛え上げる役目を負う次期指南役の二人が、あんな女一人に…。

再び絡み合う、武と刹那の視線。

互いいけ好かない相手だが、考えている事は同じだった。

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