龍乃一味のカオスな学園生活
花なんてちびっこいから、背が届かなくて高い所の埃が落とせていない。

これがまた萌える。

「…………花さん…僕が代わりましょう…」

冬樹が交代を申し出るが。

「いいのっ!私がやるのっ!冬樹君は下がってて!」

おっと花選手、タッチを拒否した、これは仲間割れか?

しかし埃のある場所に全く届いていません。

「……うーっ」

唇を尖らせて不満げな顔をした花は。

「冬樹君、抱っこ!」

おっと、合体攻撃の指示だ!

実の兄を前に抱っこを要求とは!

これは冬樹選手どうする?

「………………失礼します」

迷わず抱っこしたぁぁぁあぁあ!

流石宇宙の果てに意識を置いてきた男!

何も考えてなぁあぁあぁあいっ!

後ろで武が頬を引き攣らせているのに!

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