龍乃一味のカオスな学園生活

対抗して龍娘流も新年会

といっても。

「「「「かんぱぁあぁあいっ」」」」

開祖の龍娘が、改まって堅苦しい挨拶回りを好む筈もない。

場所は龍虎軒、参加者は龍娘流中国拳法をちょっとでも齧ってればOK。

店を貸切にして、大雑把な飲み会の様相を呈している。

「しまじろう、もっと酒だ、酒を持って来んか」

開祖が一番酔っ払ってるのは当然の事。

「こっちの新年会は肩が凝らなくていいアル」

鬼龍も椅子に座って美脚を組み直す。

夕城に龍娘流に、あちこち大変だな鬼龍。

そうしていると。

「あけおめ~」

「明けましておめでとうございます…」

花龍を連れて、霸龍闘とリィが龍虎軒にやって来る

「しまちゃん、明けましておめでとう」

早速トテトテと虎次郎に歩み寄る花龍、可愛い。

「おぉー、よく来たな花龍、お年玉やろう、幾らいる?百万か?一億か?」

孫には甘いしまじろうだが、アンタそんなに持ってんの?

「花龍、私には挨拶してくれんのか?私は嫌いなのか?」

龍娘が拗ねる。

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