龍乃一味のカオスな学園生活
「お、おいっ、花ちゃんがっ」

「花ちゃんがきちんと下校放送やり遂げたぞ!」

「やったぜ花ちゃん!」

「花ちゃんおめでとおぉおぉぉぉっ!」

校内で花の下校放送を聞く為に居残っていた男子生徒達が、花の成功に大歓声を上げる。

何この謎の感動。

「おめでとうではない!いつまで残っている貴様ら!さっさと下校しないか!」

月蝕を抜刀して追いかけ回す刹那。

「うわヤッベェ、風紀委員だっ!逃げろっ!」

男子生徒達は廊下を走る。

そんな中。

「およ、皆まだ帰ってなかったん?」

花と手を繋いで龍乃が、そしてその後ろを武が歩いてきた。

「花ちゃん、ちゃんと出来たじゃないですか」

微笑むセレナ。

「よく頑張ったねぇ花ちゃん」

花の頭を撫でる琥珀。

「ん…ま、まぁまぁだったんじゃない?」

亜鳥も腕組みしてツイとそっぽを向く。

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