龍乃一味のカオスな学園生活
この図々しさ、この大食らい。

「…もしかしておめぇ、臥龍か?」

スペシャルバカでも、流石にピンと来るものがある。

「応。長い付き合いだが初対面だな」

沢庵をカリコリ咀嚼して、また納豆かけご飯を掻き込む臥龍。

もう七杯目だ。

小夜が困った顔をしている。

「龍乃っ、こりゃあどういうこった!何で臥龍が外出て来てんだっ?封印はどうしたっ?」

「アタイ知らないよぉ、目が覚めたら隣で寝てたんだよぉ」

一夜の過ちみたいに言うな。

「どうなってんだド畜生!こうなったら小岩井さんだっ!小岩井さんとこに相談に行くぞっ!てかその前に朝飯だっ!小夜っ、メシっ!」

「も、もうないよ…龍乃と臥龍さんが全部食べちゃったから…」

「ちくしょおぉおぉぉおぉぉおぉおっ!」

龍太郎半狂乱。

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