続・迷惑なイケメンに好かれました。




……綺麗な人。

ハッキリとした顔立ちの海とはタイプの違う、爽やかな正統派イケメン。




「大丈夫だった?」




気づけばあの男たちはいなくなっていて、私にそう聞くと優しい笑みを浮かべた。

その言葉にコクコクと何度も首を縦に振った。



こんなにイケメンなのに優しいだなんて、完璧な人だ。

さっきの口調的にも頭も良いんだろうな。

……まあ、何か怖かったけど。





「助けてくれて、ありがとうございました」


「いえいえ。誰か待ってるんでしょ?また絡まれたら嫌だろうし、良ければ呼んでこようか?」




頭を下げてお礼を言えば、イケメンさんはそんな提案を私にしてきた。






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