強がりウサギの不器用な恋

「やだ……何これ……」


独り言を呟きながら、自分の頬を伝う涙を拭った。

私は普段泣かない。
人前でなら尚更だし、会社でなんて絶対泣かない。


なのに………
何で今、涙が溢れてくるんだろうと自分を不思議に思うしかなかった。


あの夜のことは、私は後悔していない。

お酒のせいとか、勢いでとか、誤魔化すつもりもない。
私が望んだから、そうなったのだと思う。


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