不器用女子とイケメン幼馴染

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「前原！前原っ！」





俺は騒ぐ女子をなんとか抑えて梨央を追いかけた





やっと見つけたと思ったら俺の顔を見るなり逃げ出す梨央。必死に名前を呼ぶも振り向いてくれない





「っ...!...梨央っ！！！」







俺は思わず下の名前を呼ぶ。梨央はぴくっと反応した







「まてよ！」






その隙を見逃さず俺は梨央を捕まえる






「...なに？」







梨央は機嫌が悪そうに俺の顔を見ずに返事をする






「さっきのことだけど...」






俺の言葉に梨央はまた小さく反応した