不器用女子とイケメン幼馴染
「やっとついたなー!」




バスを降りると先に降りていた淳也が話しかけてくる。





俺は結局、梨央を気にしながらも昨日の寝不足で終始寝ていた





「ふぁぁぁ...そうだなー」






俺は眠たい目をこすりながら答える。






「そーらー」






すると、さっきまで梨央の隣に座っていた満が満面の笑みでやってきた






うわ...言いたいことがわかりすぎて、すげーやだ





「なぁなぁ、空って、梨央ちゃんの幼なじみなんだろ?今彼氏とかいるのかなぁ?何が好きなの?」






はぁ...やっぱり...




「いないんじゃね?」





俺はそう答える






「だよな!男慣れしてなさそうだったし!なぁ、空、俺、梨央ちゃんのことまじで好きになっちゃった。協力してくんない?」





すると満がそんなことをいいだす






俺は少し考え込む





中学のときにも...あったな、こんなこと...
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