不器用女子とイケメン幼馴染
気、つかってくれたんだ






「あ...あり...がと...」






ぼそっと言うと






「え?」





千鶴が手を耳にあて聞き返す






この態度...聞こえてたな...







「なんでもない!!!」






私がそういうと






「あはは。どういたしまして」






紗栄子が笑いながらいう






やっぱ聞こえてたんじゃん!





にしても、二人は本当に優しいなぁ...こんな悪態ばっかついてお礼もまともにいえないような私と一緒にいてくれてるんだし...






もう少し...素直にならなきゃなぁ...友達なくしそー...






二人に感謝しつつ、その気持ちは心の中でしか伝えられない自分の性格にもどかしさを感じた




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