天才少女の復讐法。
第10章

人生を狂わせた、赤色の光景。



【雫side】


「……もう少しで命日、か。」


学校の屋上にて。


フェンスに手をかけながら、
あたしは呟いた。


…お墓参り行かなきゃな。


と、そんなことを思った…そのとき。


__ガチャッ…


不意にドアの開く音が聞こえ
あたしは咄嗟に振り向いた。

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