天才少女の復讐法。


「……1つだけ約束してくれる?」


歩きながら、煌弥くんに向かって
そんなことを言った。


「……約束?」


「うん。あたしが決めた復讐を
何があっても、絶対に止めないでほしいの。」


「………」


「あたしはずっと、1人で復讐をしてきた。
だから、誰かが近くにいることで
復讐心が揺らいだら嫌なの。
…父親だけは、絶対に許せないから。」


「……分かった。約束するよ。」


「…絶対に止めたりしないでね。」


……今日、あたしは煌弥くんと
ひとつの約束を交わした。


でも、その約束の
本当の意味を知っているのは…あたしだけ。


ごめんね、煌弥くん……__


心の中で、あたしはそう呟いた。

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