天才少女の復讐法。


通話画面が消え、
あたしは電源を切った……その直後。


今まで溜まっていた疲れがどっと出るように
激しい目眩があたしを襲った。


「……っ」


立っていられなくなり
あたしは思わずしゃがみこむ。


「…っ雫ちゃん…!?」


そして、少し遠くから
蒼波さんの声が聞こえた気がした。




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