天才少女の復讐法。
__カチッ……カチッ…
時計の秒数の音と、
資料をめくる音だけが部屋中に響いている。
調べ始めてから何十時間経ったか分からない。
そのとき不意に、俺はあることに気づいた。
「…どうゆうことだ…?」
ここ4年間の中で、場所を絞り
遺書もトラブルもないのにも関わらず
自殺で処理された人の記録データをすべて見て、共通点がないかを調べてみた。
すると、いくつかの共通点らしきものが
多数見つかった。
そのことに気付いたのは
調べ始めてから3日目の夕方のことだった。