【完】あんたなんか知らないっ!!
「あのね、今日大和と一緒に遊園地回れて楽しかった。
一緒にジェットコースター乗ったりできるなんて思ってなかったから...
大和が私の手を引っ張ってくれたの嬉しかったよ。」
「弥咲。」
大和は私の手をとると、ぎゅっと握ってくれた。
「俺は弥咲が好きだから。
俺が綺乃と話してるのを見て不愉快になったかもしれない。
てか俺がその立場だったら嫉妬するし。
でも、ちゃんと弥咲を紹介できて、俺はよかったと思ってる。
...なにいってるかよくわかんないよな。」
「大丈夫、わかるよ。」
大和が私のこと好きってことは。
「大和、大好きだよ。
正直、綺乃さんといるのみて嫉妬してない訳じゃない。
でも、綺乃さんに紹介してくれたときすごく嬉しかった。
自分が、大和の彼女だって自信が持てた。」
私は大和が大好きなんだ。
だから、ちゃんと形にするんだ。
「大和ちょっと来て。」
私はそういって大和に近付いた。