【完】英国紳士は甘い恋の賭け事がお好き!

もうバレても構わないと部屋の塀にハンガーで吊るしたあのワンピースを眺めながら毎日眠っているから間違いないもの。



今日は、美鈴には会わなかったし、お手伝いさんやお弟子さんたちもピリピリした雰囲気に神経を張り巡らせてはいなかった。

部屋に入り、布団を敷くとすぐに飛びこんで枕に顔を埋めた後、むくりと起き上がり机の引き出しまで転がるように這って体温計を持つ。


「37、4。う――ん。微熱かな」

幹太さんに言われて測った体温。
微妙に今も私の中で熱がくすぶっているのかもしれない。

体調は悪くないのに、眠れないからかな。


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