ペン先と筆先
最初は現実逃避のために描いていた絵。
ただ楽園を望んでただけなのに、なにが壊れたんだろう
どうしてこんなことになったんだろう。
わかっているのは、私はそれと別れなければならないということ。
浅倉に負けたのだから。
「……」
もうなにを足掻いても無理なのだ。
私は浅倉に負け、浅倉は私に勝った。
それが覆ることなど、勝負がないのだから無理に決まって――
「あ…」
あった。
彼女と争わず、崇めてもらえる方法が。
それも、私はS高に通えるというとっておきの――