イクメンな彼氏
買い物を終えて葉月と別れ、一人暮らしのマンションに帰る。

朝から出掛けていたというのに暗くなってしまうほど、葉月との会話は盛り上がって遅くなった。

バス停から歩いて5分の近さにも関わらず、暗くなると不安が胸に広がる。同じバス停で降りる人は誰もいなくて、車が走る音だけが響いている。

大丈夫、ほんの100メートル歩けばコンビニがある大通りに出る。
いつも通ってる道、何も不安なことなんてないと思うのに、何故か喉がカラカラになってしまう。

コンビニの角を曲がると、明かりの灯ったマンションが目に入った。

私の部屋からも明かりが漏れている。

私の部屋の合鍵を持っているのは一人だけ。私は立ち止まって、携帯を操作する。

着信が数件あったが、確認するのは後だ。

プルルルルーープルルルルーー

三回目の呼び出して相手が出た。
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