イクメンな彼氏
新しくできたショッピングセンターは人でごった返していた。
ゴールデンウィークだから当然だ。
冷やかしのつもりで訪れた私と葉月は、オープニングセールに乗せられてお互い大きな紙袋を抱えていた。
有名なパンケーキの店からはメープルシロップの甘い香りが漂ってきて、買い物に疲れた私達はカフェに入るための長い列に加わる。
「ゴールデンウィークなのに悠斗さんは仕事?」
突然の誘いに応えてくれた彼女が軽く巻かれた髪を揺らしながら尋ねる。
「うん、ちょっとトラブルでね。
休み潰れちゃったんだ」
ゴールデンウィークは実家に帰るのはやめたものの、二人で近場に旅行でも、ということで予約もしていたのだけれどキャンセルすることになってしまった。
悠斗さんが手配したイベントでトラブルがあって、解決のために彼が出向くことになったのだ。
「そういえば、このゴールデンウィーク、本当は実家に帰ろうと思ってたんだ」
「え?」
何の気なしに言ったのに、もともと大きな葉月の目が更に大きく見開かれ「……どうして?」と聞かれたものだから驚いた。
「葉月もお母さんと同じ反応するんだね。
そんなに心配……?」
悠斗さんと結ばれたことで浮かれた気持ちを抑えられない私は葉月に尋ねるけれど、彼女の表情は曇ったままだ。
ゴールデンウィークだから当然だ。
冷やかしのつもりで訪れた私と葉月は、オープニングセールに乗せられてお互い大きな紙袋を抱えていた。
有名なパンケーキの店からはメープルシロップの甘い香りが漂ってきて、買い物に疲れた私達はカフェに入るための長い列に加わる。
「ゴールデンウィークなのに悠斗さんは仕事?」
突然の誘いに応えてくれた彼女が軽く巻かれた髪を揺らしながら尋ねる。
「うん、ちょっとトラブルでね。
休み潰れちゃったんだ」
ゴールデンウィークは実家に帰るのはやめたものの、二人で近場に旅行でも、ということで予約もしていたのだけれどキャンセルすることになってしまった。
悠斗さんが手配したイベントでトラブルがあって、解決のために彼が出向くことになったのだ。
「そういえば、このゴールデンウィーク、本当は実家に帰ろうと思ってたんだ」
「え?」
何の気なしに言ったのに、もともと大きな葉月の目が更に大きく見開かれ「……どうして?」と聞かれたものだから驚いた。
「葉月もお母さんと同じ反応するんだね。
そんなに心配……?」
悠斗さんと結ばれたことで浮かれた気持ちを抑えられない私は葉月に尋ねるけれど、彼女の表情は曇ったままだ。