イクメンな彼氏
悠斗さんの連絡先聞く必要なんてないじゃない。私の番号を入れるのも、悠斗さんの番号を入れるのも手間は同じなのに。
心の中がざわざわするけれど、自分の番号を教えたくないものだから知らん顔して彼女と別れる。
きっときつい目で彼女の背中を見送っていた私は、「大丈夫?」という悠斗さんの声で我に反った。
「あ、うん。行こっか」
明るく言ったつもりだけれど思ったよりも声が暗くて、私の顔は晴れない。
当然だよね。
洋介の話を聞いた上に、私と別れた後も暴力を振るっていたことまで知った。
美幸はおしゃべりだから、私と会ったことも洋介の耳に入るかも知れない。
まさかそれを聞いて探しに来ることもないとは思うけど。
今は彼女と住んでるって言ってたし、私が気にすることなんて何もないよね。
「比奈。
俺がいるよ」
悠斗さんは私の手をぎゅっと強く握る。
洋介のことはいつまでも私の心に暗い影を落とす。それでも、それ以上に明るい光で照らしてくれるのが悠斗さんだ。
心の中がざわざわするけれど、自分の番号を教えたくないものだから知らん顔して彼女と別れる。
きっときつい目で彼女の背中を見送っていた私は、「大丈夫?」という悠斗さんの声で我に反った。
「あ、うん。行こっか」
明るく言ったつもりだけれど思ったよりも声が暗くて、私の顔は晴れない。
当然だよね。
洋介の話を聞いた上に、私と別れた後も暴力を振るっていたことまで知った。
美幸はおしゃべりだから、私と会ったことも洋介の耳に入るかも知れない。
まさかそれを聞いて探しに来ることもないとは思うけど。
今は彼女と住んでるって言ってたし、私が気にすることなんて何もないよね。
「比奈。
俺がいるよ」
悠斗さんは私の手をぎゅっと強く握る。
洋介のことはいつまでも私の心に暗い影を落とす。それでも、それ以上に明るい光で照らしてくれるのが悠斗さんだ。