イクメンな彼氏
「お待たせ、比奈、お友達かな?
初めまして」
ふらついた私の肩は大きな手に支えられて、頭の上から悠斗さんの声がした。
「えー!? 比奈の彼氏?
こんにちはー。
こんな格好いい彼氏ができるなんて、洋介と別れて本当正解だね」
昔から空気の読めない子だった美幸は、興奮して悠斗さんの前で洋介の名前を出す。
悠斗さんと私を見比べる視線は不躾で、きっと不似合いだとでも思ってるんだろう。
「うん……じゃあね」
とにかく早くここから離れたい。私は気のない返事をして彼女に別れを告げる。
美幸は一瞬むっとした顔をしたけれどすぐに笑顔に戻って「今度の同窓会は絶対来てよ。連絡先教えて」とスマホを取り出した。
「ケータイ忘れて来ちゃった。
美幸の番号教えてくれたら、後で連絡する」
教えたくないから咄嗟に嘘をついたのに、それを聞いて彼女は私から悠斗さんに向き直った。
「じゃあ比奈の番号教えて。
あ、やっぱり彼氏さんの連絡先教えて下さーい。後で比奈に教えてもらったら簡単だもんね」
悠斗さんは迷ったように一瞬こちらを見たけれど、「いいよ」と美幸と連絡先を交換する。
初めまして」
ふらついた私の肩は大きな手に支えられて、頭の上から悠斗さんの声がした。
「えー!? 比奈の彼氏?
こんにちはー。
こんな格好いい彼氏ができるなんて、洋介と別れて本当正解だね」
昔から空気の読めない子だった美幸は、興奮して悠斗さんの前で洋介の名前を出す。
悠斗さんと私を見比べる視線は不躾で、きっと不似合いだとでも思ってるんだろう。
「うん……じゃあね」
とにかく早くここから離れたい。私は気のない返事をして彼女に別れを告げる。
美幸は一瞬むっとした顔をしたけれどすぐに笑顔に戻って「今度の同窓会は絶対来てよ。連絡先教えて」とスマホを取り出した。
「ケータイ忘れて来ちゃった。
美幸の番号教えてくれたら、後で連絡する」
教えたくないから咄嗟に嘘をついたのに、それを聞いて彼女は私から悠斗さんに向き直った。
「じゃあ比奈の番号教えて。
あ、やっぱり彼氏さんの連絡先教えて下さーい。後で比奈に教えてもらったら簡単だもんね」
悠斗さんは迷ったように一瞬こちらを見たけれど、「いいよ」と美幸と連絡先を交換する。