Sweet Love
ダメだ…仕事できない…



さっきよりも頭痛いし…



「宮本先生、大丈夫ですか?」



「あ…中村先生…ちょっと頭が痛くて…」



「大丈夫ですか?今日はもう帰ったらどうですか?」



「いえ…仕事があるので…少し保健室で休んできます…」



はぁ…なんで仕事たまらせちゃったんだろ〜



まじでバカだな、私…



今さら言っても遅いか…



これからは、ちゃんとためずにやろう…



今はとにかく早く寝たい…



そして、再びのろのろと歩いているとちょうど原田先生と工藤先生に会った。



なんで2人でいるの…といつもの私ならそう思うのに今日は、体が重くてそんなこと気にする余裕もなかった。



そのまま、なにも言わず素通りしようとした私に原田先生が



「あれ?宮本先生。どこか行くんですか?」



と聞いてきた。



「ちょっと保健室に…」



「仕事もせずにですか?」



なんでこの人にそんなこと言われないといけないのかな…



「原田。言い過ぎだ。こいつだってちゃんと仕事してる。」



「なんでそこで宮本先生をかばうんですか?」



「かばってない。ただ、言い過ぎだと思ったから言っただけだ。」



「それがかばってるんですよ!」



あーもう…ただでさえ、体調悪いのにそんなことで余計に悪くさせないでよ…

< 109 / 280 >

この作品をシェア

pagetop