Sweet Love
「え?今なんと…」



「寝顔見たから治ったのかもねって言った。」



「ね、寝顔見たんですか?!」



まさか、見られてたと思ってなかった由愛は口をパクパクして金魚みたいになっている。



「うん。」



「はぁ〜見苦しいものを…」



別に見苦しくなんてないのに。



すぐそうやって自分の株を下げる。



もっと自信持てばいいのに…



ていうか、いろいろ自覚してほしいもんだね。



「なんで?かわいかったけど。」



「またそうやって…」



本当のこと言っただけなのに信じてない由愛。



だから、自覚しろっつーの…



まあ、こいつにそんなこと言っても意味ないけど。



「まじだって。かわいすぎて襲いそうになったし。」



「お、おそ…?!」



由愛にかわいいってことわからせるためにわざとそうやって言ったらまた照れた。



「そういう反応もやばいから。」



つい、かわいすぎて口に出してしまった。



後悔してる俺とは反対にさっきから顔を真っ赤にしてる由愛。



なにその顔…



「はぁ…もうさお前かわいすぎ。高校の時よりかわいくなってねぇ?」



高校の時会うことがあまりなかったからこんなにかわいくなったって思うのか?



わかんねぇ…



風邪ひいておかしくなったか?

< 137 / 280 >

この作品をシェア

pagetop