Sweet Love

「由愛〜遊びに来たわ…よ…」



ドアを開けた瞬間、目を見開いた綾。



そりゃ、そうだよね…



こんな顔で出てきたら誰でもびっくりするよ。



「どうしたのよ？！その顔！！」



「なんでもないよ…」



「なんでもなくないでしょ？！ちょっと外に出るわよ！」



「どこに行くの…？」



「喫茶店！いつもの！なにがあったのかちゃんと聞かせてもらうわよ！」



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そして今に至る…



「無理矢理されたかもしれないでしょ？」



「そうだとしても、今は工藤先生とは話したくない…」



「由愛…」



「私ね、最近思うの。工藤先生は本当に私のこと好きなのかなって。」



「なに言ってるのよ！好きに決まってるじゃないの！」



「だけどさ、10年前も期待して結局ダメだったじゃん…私がどれだけ好きでもやっぱり報われないのかなぁ…」



「今と昔じゃ違うわよ？工藤先生の態度。大丈夫よ、信じなさい。」



「うん…ありがとう綾。」



その後、工藤先生のことなんて忘れたかのように盛り上がってプチ女子会は終わった。



そして、今は歩いて帰宅中。



綾に会えたのはうれしかったけど…



1人になると工藤先生のこと考えちゃう…



ダメだな、私…



ちゃんとしなきゃ…