Sweet Love
…………



口がすべったとは言え、由愛がそう言ったことがうれしくて思わずにやけた



目の前にいる由愛は、"やばい"という顔してる



「ふ〜ん…」



「あ…いや…今のは失言でして…」



「帰ったらなんでもしてくれるのか〜楽しみだな〜」



俺がうれしそうにそう言うとさらに青ざめる由愛



おもしろ…



その後、由愛を散々いじめて俺は先に学校へ行った


ーーーーーーーーーーーーーーー


「紘人〜」



職員室に着いた途端、うるさいやつに話しかけられた



「なんだよ」



「今日から修学旅行だね〜」



こいつは子供か…



「お前、まさか遊ぼうと思ってないだろうな?」



「まさか〜」



嘘だな…



こんなやつが担任でよく荒れないよな…



「それより由愛ちゃんは〜?」



こいつは俺と由愛が同棲してることも知ってる



原田の件の後、何回も聞いてきたから全部話した



どうせ隠しても無駄だし



「置いてきた」



「なんで?なんで?」



「うるせぇ。それ以上聞くな」



なんで言わなきゃいけないんだよ



「じゃあ、由愛ちゃんに聞こ〜」



「聞かなくていい。ていうか、その"由愛ちゃん"っていう呼び方なんとかならないの?」

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