私に恋をしてください!
『はい、お母さんに言われなくてもそのつもりでした』
『そう言えば、ソラくんのご家族は?』

その部分は私もあまり知らない。
お父さんが県知事で、お兄ちゃんがいることは知っているけど・・・

『父は群馬県で知事をやっています。ですけど、県職員から副知事になって、そこからの知事なので、家柄としては大したことありません。実は僕も父が40の時の子供でして、兄と姉がいるのですが、姉とは12歳年齢が離れていまして、甥っ子姪っ子が4人いますが一番上が小学校6年生です』
『それはさぞかし、お母さんあたりが可愛がってそうね、ソラくんのことを』
『実は、そうでもなくて・・・困ったことに、母は父が大好きみたいで、何をするにも僕より父が優先な母です、今でも』
「見事にうちと逆だね」

私は清水家と柳井家のあまりの正反対さに笑ってしまった。

『それだと、お姉さんと12歳離れて出来た子供だから、世間はソラくんの存在を"事故"だと思うわよね』
『よく言われます』
「事故?どう言うこと?」

私の疑問に、お母さんは"もっと世間摺れした娘に育てれば良かったかしらね"と言ってため息をついた。

『兄と姉は2つ違いでさ。うちの両親ははじめ子供はこの2人だけと言う考えだったわけ』

お母さんの呆れ顔をよそに、きちんと説明をしてくれるソラ。
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