あの日に出会ったキミと。
「あっ…やめて…くすぐったいよぉ…」


「耳感じるのですね、ではここは…?」


そう言うと彼は私の首筋にキスをし始めた。


「ダメっ…もぉっ…」


ビクビクと反応してしまい、恥ずかしかった。なんていうか、もう、もう…。


いつの間にかソファーに押し倒されていて、彼のされるがままになっていた。


「あっ…んんっ…」



「お嬢様、可愛いすぎです…」



「やめてっ…んんっ」


チクリと痛みが走った。それが何回か続いて、その度に声が出てしまった。


「ここまでです、蛍様…」


「いちのっ…はぁ、はぁっ」


「そんな顔…誰にも見せないでくださいね」
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