狂気の王と永遠の愛(接吻)を 【第一部 センスイ編収録版】

見出した解決策

そしてアオイが学園に入ってからというもの、何かが起きる予感はしていた。


よりによってヴァンパイアのハーフであるクラスメイトの少年がここを嗅ぎつけてしまったのだ。



(シュウという少年…記憶は消したが、またいつこのような行動に出るとも限らない…)



早くに牽制をかけたにも関わらず…彼はめげることなく一心に突き進んでくる目障りな人物で、たびたびキュリオの機嫌を損ねてはアオイを困らせている。


(…正直…アオイに出会うまでの私にこのような感情はなかった…)


王である手前、怒りのままに口を開くなどあってはならない事だとキュリオが一番理解している。



(あの少年…力で押さえつけるのは簡単だが、二度とおかしな気を起こさせないためには…)



"…ふっ…"



"…そうか…"



眠るアオイの頬を指の背で撫でながらキュリオは妖しい笑みを浮かべる。






"…どうやらお前に教え込ませたほうが早そうだね…"






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