薫子様、一大事でございます!
そして、壁に向かって何やら操作をしたかと思ったら次の瞬間、バスルームがガラス張りから壁に変身。
ポカンとしている私に「これで大丈夫だろ」と言いながら、北見さんが戻った。
「……は、はい。すみません……」
「安心して入ってこい」
トントンと肩を叩かれてビクンとなる私を見て、北見さんは口元にだけ笑みを浮かべた。
舞い戻った恥ずかしさ。
逃げるようにしてそそくさとバスルームへ向かったのだった。