大好き以上になった場合


俺は直ぐ芽衣に電話を掛け、走り出した。

また自殺してしまうんじゃないかって、怖くなって、早く芽衣に会いたかった。

ワンコールもしないうちに芽衣は電話に出てくれた。


「奏ちゃん!バイトお疲れ様。」

「芽衣、今家にいんのか!?」

「え?うん。」

「傷の手当ては?」

「してない。」

「おばさんいねぇのか!?」

「いるけど、会いたくない。」

「じゃあ、そこでじっとして待ってろ!!直ぐに行く。」

「来てくれるの?嬉しい。」


最後まで聞くのが嫌で、俺は途中で電源を切った。

どうして、どうして芽衣は。

過去の記憶にとらわれすぎて、俺は今を見失っていたのかもしれない。

息が上がるのも気にせず、俺は急いで芽衣の家に向かった。




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