大好き以上になった場合


怖い。

恐怖でしかなかった。

付き合って2日。ちゃんと向き合って2日。

2日連続俺は驚きの事実と驚きの光景を目の前にして、正直参っていた。

今は、芽衣を落ち着かせるのが優先だ。

芽衣の頭を撫でてあげると嬉しそうに笑った。


「芽衣、腕、ちゃんと手当しよう。」

「……どうして?」

「……芽衣の綺麗な肌に傷がついているのは嫌だ。」

「奏ちゃんがそういうなら…。」


俺は自分の家から持ってきた消毒液を、芽衣の両腕全体にかけて、包帯を巻いてあげた。


「いつもこんな事してるのか…?」

「こんなこと?」

「腕。」

「リストカット?うん。すると落ち着くんだ。」

「前も言ったけど、俺は芽衣の事をこの先ずっと愛し続けようと思っている。だから、自分で自分の事を傷つけるのはやめてほしい。俺ともうやらないって約束してくれないか?」


見てるこっちが痛々しい。

どの位愛を注げは芽衣は答えてくれるのだろうか…。


「うん。解った。」


俯いて返事をする。俺はその言葉を信じようと思った。


< 36 / 59 >

この作品をシェア

pagetop