大好き以上になった場合
怖い。
恐怖でしかなかった。
付き合って2日。ちゃんと向き合って2日。
2日連続俺は驚きの事実と驚きの光景を目の前にして、正直参っていた。
今は、芽衣を落ち着かせるのが優先だ。
芽衣の頭を撫でてあげると嬉しそうに笑った。
「芽衣、腕、ちゃんと手当しよう。」
「……どうして?」
「……芽衣の綺麗な肌に傷がついているのは嫌だ。」
「奏ちゃんがそういうなら…。」
俺は自分の家から持ってきた消毒液を、芽衣の両腕全体にかけて、包帯を巻いてあげた。
「いつもこんな事してるのか…?」
「こんなこと?」
「腕。」
「リストカット?うん。すると落ち着くんだ。」
「前も言ったけど、俺は芽衣の事をこの先ずっと愛し続けようと思っている。だから、自分で自分の事を傷つけるのはやめてほしい。俺ともうやらないって約束してくれないか?」
見てるこっちが痛々しい。
どの位愛を注げは芽衣は答えてくれるのだろうか…。
「うん。解った。」
俯いて返事をする。俺はその言葉を信じようと思った。