彼女の非道
真っ暗だった。



何もなくて、深淵のようだ。



底のない海のよう。



今ジブが何をしていて、何処にいるのかさえもわからない。


それに加え耳も聞こえない。


生きる意味なんてないんじゃないかと思った。


でも母は私に生きろと言った。



だから精一杯生きた。



< 13 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop