甘い時 〜囚われた心〜
「ん…」

体が重く感じる。

体を起こしても、頭がボーッとしていた。

ベッドから降りようとして、自分が何も着てないことに気づく。

「えっ!?なんで?」

よく見ると、自分の部屋じゃない。

アパートの部屋の四倍はある。

とりあえず、シーツを体に纏った。

(ここは……昨日、お仕事してて……あれ?途中から覚えてない…)

ベッドから降りると、出入口らしき、扉に歩いていく。

「きゃっ!」

ひきづっていたシーツに足をとられ、ヨロめいた。

ピッ シャー


手をついたテーブルにカーテンのリモコンがあったのだろう。

大きな窓が現れた。

窓の外はテラスのようだ。

出てみると、まだ、朝日が出始めたばかりなのか、うっすらと朝靄がかかっている。

深呼吸してみる。
澄んだ空気の匂いがする。

少し、肌寒く感じる。

テラスの向こうには、広大な庭が広がっていた。

綺麗に整えられた木々・咲き乱れる花・庭の中央を車二台以上はある道が通っている。

遠くに門らしき物が見える。


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