幼なじみはクールボーイ
「うっ…ほんとっ…ごめん、ね…?」

そう言うとううん、と首を横に振る朝陽。

「いいから。それより…どうしたの?学校でやなことでもあった?」

朝陽がしゃくりあげている私の背中をそっと撫でながら優しく聞いてくる。

なんだか…話した方が楽になると思って私はゆっくり口を開いた。

「…っ…あ、のね…」

「…うん」

私は大きく息を吸って言葉を紡いだ。

「失恋…したの…」

ピシッと朝陽が固まった。

私の背中を撫でていた手を止め、ただただ驚いた表情で私を見つめている。

「…あ、朝陽…?」

「…っ…ごめん…」

朝陽はぼーっと一点を見つめてふいっと私の方を見ると口を開いた。

「…それってさ…悠?」

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