無声な私。無表情の君。
彼は俺に用事があるらしく、ジェスチャーで俺を呼ぶ。まぁ、体育館だもんな。バレー部も叫びまくってるし、他に呼ぶ方法ないもんな。

「古田が呼べって」

古田って…あの古田?古田愛の事か?

「俺に用があるのか」

「らしーぜ?まぁ、来いよ」

「今どこにいる」

「あー、すぐそこ。見える?」

「わかった」

本当は嬉しくて堪らないのにな。俺。済ました顔しやがって。

ホイッスルを岡崎に渡して外へ出ていった。
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