無声な私。無表情の君。
ざっと20分位で完成した。我ながら旨そうに出来た。

3人分作ったので、自分の分にがっついた。よし、いける。この味なら。
不思議な位、確信を持つ。

一番綺麗に出来たやつを冷蔵庫にしまう。これを食べてもらおう。

「姉ちゃん、これ」

「うひょー!美味しそう、いただきますね」

姉の食べっぷりは関心するほど凄かった。なるほど、好きだったのか。オムライス。
まんまと騙された。でもいいや。上手に出来たし。

家事に一段落ついたので、古田さんの様子を伺いに行った。

変わった様子は無く、安心した。これならもう少しすれば起きるだろう。

やることがないので宿題をする事にした。あ、これはやらないといけないな。

一人ツッコミを入れながら、準備をして宿題を始める。なんだかぎこちない。

カリカリカリ

スースー

この静寂の中、よく頑張ったぞ。俺。

宿題が終わったのは8:15分頃。けれども彼女は起きてくれない。少し心配になってきた。

取り敢えず、オムライスを温めてきて様子を見るか。

30秒ぐらいで用は済んでしまった。さて、これからどうしようか?

1分。

また1分。

刻々と時間は過ぎていく。

その時、やっと彼女が目を覚ました。

< 38 / 150 >

この作品をシェア

pagetop