黄昏
しかも、彼女は
昼間と違って眼鏡を外している。

「久遠…さん?」

「今から暫くは此処を出るなよ…」

それだけ告げると
彼女はこの場から立ち去った。

「何よ…アレ…」

彼女の雰囲気はいつもと全く別ものだった。

というか、
彼女の声自体初めて聞いた気がする。

それくらい、人と話さないのだ…
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